堂内・境内のご紹介

王子善光寺のご本尊でいわゆる善光寺洋式の仏さま「一光三尊善光寺如来」など、堂内及び境内の仏さまたち・お地蔵様などをご紹介致します。

王子善光寺の堂内

一光三尊善光寺如来 -ご本尊-

王子善光寺のご本尊でいわゆる善光寺様式の仏さまです。
舟形の光背に阿弥陀仏、観音菩薩、勢至菩薩の三尊がそろわれている立造です。

昭和3年信州の善光寺より賜わった御分身です。
御開帳は信州善光寺の御開帳と同じ年で、当山は秋のお十夜法要をはさみ前後一週間開催されます。
写真はお前立ちのご本尊さまです。


子育呑龍上人 -子育ての呑龍さま-

呑龍上人(1556~1623)は、子育ての呑龍さまと慕われた江戸時代初期の浄土宗の名僧です。当時は余りの貧困のため堕胎や間引きが当然のようにおこなわれ、そのような惨状に寺の禄米を与えて小さな命を救ったり、困窮者の子供たちを形だけ剃髪させて、弟子の名目のもとに養育するなど民衆と共に苦楽を共にした徳僧です。

呑龍上人ゆかりの群馬県太田市の大光院より、昭和5年御分身を賜わったお木像です。縁日には多くの方々のお参りがあります。



布袋和尚 -七福神-

七福神とは、富や幸福をもたらす七つの神さま仏さまです。布袋和尚は中国の唐代の禅僧・契比で、七福人のお一人です。福々しく大きなお腹を出して常に袋をかついで喜捨を求めて歩き、その円満な笑顔は、人徳や智慧の福をもたらすといわれ江戸時代より多く信仰されています。

当山にはいつの頃から祀られているかは定かではありませんが、お参りされています。


賓頭盧尊者 -おびんずるさま-

おびんずるさまは、お釈迦さまのお弟子・十六羅漢のお一人ですが、古くから<なでぼとけ>といわれ、多くの信仰を集めている仏さまです。

像をなでると、頭がよくなったり、患部がなおったり、病気にかからないようにと、日頃からなでられている仏さまです。



王子善光寺の境内

願かけ地蔵尊 -おねがい地蔵-

地蔵とは、人々の苦しみや悩みを和らげ、願いごとなどかなえてくださる大慈悲の心が、ちょうど大地の中にあらゆる命を育てる力があるように、この菩薩は人々を慈しむ心を無限に持っておられるという事から<地蔵>とよばれます。

この<おねがい地蔵>は、昭和58年、お参りする人々の幸せと平安、地域の安全を願って建立されました。


壁面の六地蔵

壁面に描かれた六地蔵さまで珍しいものです。人間はこの世での行いの報いとして死んだ後に六つの世界にそれぞれ生まれます。これを 「地獄」 「餓鬼」 「畜生」 「修羅」 「人間」 「天上」の六道といっています。このようなところにもお地蔵さまがあらわれて。その人間が懺悔し、目がさめた時に救ってくださるのです。まさに 「地獄にほとけ」がお地蔵さまです。

壁面は納骨堂の正面にあたります。当山の納骨堂は御遺骨を一時お預かりしており、随時受付しております。この納骨堂は宗派を問いません。



水子地蔵尊  -おはつ地蔵-

約50年間、助産婦・看護婦としてお産にかかわった「中川はつ」さんが、発願し建立されたお地蔵さんです。

その願いは、生まれて間もなく死んでいった赤ちゃん、月満たず様々な理由でこの世に生を受けることの無かった水子等、多くの悲しみに立ち会った「はつ」さんが、多くの命の供養にと自らの私財で建立されたものです。

命の尊さ、有り難さを皆さんに理解してほしいとの願いがこめられています。


子安観音 -マヤ観音-

お釈迦さまのお母さま「摩耶夫人」は、お釈迦さまを出産して七日目に亡くなられました。

乳飲み子を残していく母親のお気持ちは、察するにあまりあります。子どもの無事成長を願い、子やすかれと願うのが母親の心情です。

このようなことは現代でも多くあります。そのような思いを観音さまのお姿に託して平成17年に建立されたのが、子安観音/子育観音であるマヤ観音です。母親の願いと優しさがお顔にあふれる観音さまです。どうぞお参りください。



庚申塔 -厄除け庚申-

人間のお腹の中に住むという三匹の三尸(さんし)の虫が 庚申の日の夜、その人の睡眠中に体内より抜け出し密かに天に昇って、その罪悪を帝釈天に告げるという道教の教えがありました。

であるならば、その夜は寝ないで朝まで過ごそうという智慧が生まれ、庚申待ちという行事が各地で行われました。 これがやがて厄除けの行事として信仰されていったのです。

当山の庚申塔は、昭和27年に豊川通り商店街により建立されお参りされています。